きむログ③ by Kazuto Kimura

ご無沙汰しております。


締め切りは破るために有る…、と言ったのは小説家だったか漫画家だったか記憶が定かではありませんが、
このきむログも幾多の締め切りを掻い潜ってまいりました。
ついに、訴追から逃れられなくなったのでありまして、やむなく筆を執った次第です。
しばしお付き合いくださいませ。

 

さて、前回は「続く…」で締めくくったのですが、

これはネタを落としきれなかった時の常套句として愛用しておるのでして、
前回からの脈絡は全くありません。

 

どうも、上松さんがメダカの飼育をしていらっしゃるようなのですが、

実は私アクアリストであります。

アクアリストというのは、サカナや水草の飼育を愛好するもののことです。

実は、上松さんがメダカを飼うにあたってご相談を頂いだわけですが、

その時点ではメダカ飼育をしてなかったのでさしたる助言もできなかったのですが、

ひとまずそれは置いといて、私のアクア趣味がどう始まったか。

 

事の始まりは、今住んでいる家の前住人の置き土産、

30センチ級のコメット達7匹のお世話をすることになってことでした。

一年目は給餌と換水に明け暮れましたが、2年目の冬、直径2ミリほどの透明の球体を多数発見しました。

卵ですね。

これって、孵るんだろうか?という疑問から色々調べてみますと、

どうも、孵化させることは出来るらしいと。

そこで、卵を採取。

そのままにしておくと、親金が食べてしまいますし無精卵は腐って水質の悪化を招くというわけです。

別の小型水槽に卵を20個ばかり、ヒーターで水温を一定に保ちながら孵化させ、

稚魚を育て…、我が家の金魚はなかなかに丈夫でして、

孵化させた二十某の稚魚は一匹も落ちること無くすくすくと育ちました。

 

…うむむ、簡単過ぎる。

 

せっかくだから、水槽に水草などを配置し水景も美しくしようと思うも、水草を食べる。

ドジョウとの混泳を楽しもうと思ったら、

調子の悪くなったドジョウをピラニアのように食べる。

 

…うむむ、雑過ぎる。

 

更にいろいろ調べると、金魚の中でも丈夫な種類というのは、

適応水温も非常に幅広く、水質の汚濁にも強く、屋外飼育も可能と。

ならば、庭を掘って池を作ってそこで飼おうと思い掘削をしてみたのですが、

思いの外浅いところで基礎のコンクリにぶち当たってしまったので、

とろ舟と呼ばれるコンクリを練る巨大容器で屋外飼育をはじめました。

 

春にヒーターで、夏に常温で飼育し、頃合いを見て屋外へ。

一応水温に気を使いながら、適度に雑に。

そうしますと、秋から冬へ気温の低下にも対応できるようになり、

水面に氷の張った状態でも一匹も落ちること無く越冬しました。

そんなこんなで、「難しいかな?」と思われた稚魚飼育ですら

エラい簡単にできてしまう金魚では物足りなくなったんですね。

 

それと平行して、熱帯魚飼育から始まり、今は水草に興味が移り試行錯誤中です。

そこに、数々のドラマが有ったのではありますが、上述の金魚の件ですら、

コレだけの紙幅を費やしてしまったので大きく割愛します。

 

…さて、この夏のとある日に、家人が北海道の土産にマリモを買ってきました。

 

小さなびん詰のマリモ、どうにも処遇に困ります。

土産物屋から買ってきた状態で置いとくには、余りにも美しくなく、

「マリモは生き物です」ので、捨てるのも気が引ける。

 

実はこの時期、私はアクアテラリウムに興味が湧いておりました。

アクアは水、テラは大地ですから、

水中から陸地までを一つの水槽の中に再現するのがアクアテラリウム。

と。

 

そこで、「マリモを綺麗に飾る」という名目で、

水槽をもう一本増やす算段を取り付けることに成功しました。

それも、初のリビング進出です。

この時点で、屋外に親金水槽と子金のとろ舟、屋内に熱帯魚水槽、

あ、熱帯魚水槽で増えすぎたミナミヌマエビを移住させている発泡スチロール水槽、

計4本の水槽が運営されておりました。

 

さらに、20センチ四方の、表向きはマリモ水槽、その実アクアテラリウム水槽を立ち上げたのです。

アクアリウムも、アクアテラリウムも、生体、水草、底床、水…

様々なものの有機的なバランスの上に成り立っております(そういう意味で言うと、そんなバランスお構いなしに育つのが金魚)。

 

故に、マリモ水槽にも生体が必要(ヒヒヒ…)というわけで、白羽の矢が立ったのがメダカ。

 

…あくまでも!

 

マリモがメインというのは忘れてはならぬ!

マリモは北海道のもんですから、高水温は好みません。

だから、無加温で大丈夫な生体というわけで白羽の矢を立てました。

ベタやアカヒレでも良かったんですが、なんとなく。

これ以上電力の消費はしたくないので、濾過器も照明も付けたくない…ので、陰性水草などを配置。

 

…そして、メダカ二匹をお迎えしたのですが・・・。

 

卵産んどるがな。

 

…と、分かっていたことを、さも知らなかったように採卵(@家族の手前)。

 

孵化失敗
→あれ?両方♀やがな
→♀しかいないと卵がつまって☆になる説
→♂二匹をお迎え
→20センチの水量では2匹が限界
→ベランダに発泡スチロール水槽を経ち上げ、内と外でワンペアずつの飼育
→この間、内と外で☆になる個体が出たので、新たに4匹お迎え。
→まりも水槽がコケ地獄
→まりも水槽から発泡スチロール水槽へメダカを完全移住。
→まりも水槽を完全リセット。新たに20センチまりも水槽立ち上げ。

 

…と、数々のドラマが始まっては終わるのですが、

特筆すべきは、メダカを引っ越しさせて名実ともにマリモ水槽にする際に、

一旦水槽をからにして苔をゴシゴシ洗い取り、新たに水をはったわけですが、数日後には針仔が…。

いやはや、水草のどっかについてたんでしょうね…卵。

 

暫くは放置して、体がそこそこ大きくなってきたところで、

外の発泡スチロールへ移住さて現在に至ります。

 

ウチの水に合わなかったのか、元々弱っていたのか…6匹お迎えした親メダカたちは次々に☆になり、

生き残ってるのは一匹だけ。

しかし、彼ら彼女らの忘れ形見の稚魚たちは、

生まれた時からウチの水で暮らしているので、10数匹が元気に育っています。

 

これから冬を迎えますがベランダで越冬してもらうつもりです。

晩夏~初秋に生まれたので、冬を迎えるにあたっていささか心もとない体格では有りますが、

より強い個体になってもらうべく。

 

あ、そうそう、まりも水槽と、メダカ発泡の画像を上げておきましょう。

まりも水槽、ADAの侘び草がもさもさ育って、

マリモの主役感が損なわれておりますが、これはあくまでマリモ水槽。

コケとり生体として、ミナミヌマエビを三匹入れてますが、

こちらは糞をするくらいの働きしかしてませんね。

 

むしろ、アクアリストの敵=カワコザラガイが、

メダカ引越し後に蔓延したガラス面の苔を無力化?してくれました。

ふわふわになって剥がれちゃった。

他にミズミミズやみじんこが発生してる模様。

カワコザラガイ同様、然程美観を損ねないのでそのままにしてます。

 

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それから発泡水槽。

金魚飼育から得た経験では、結局砂利が一番水質浄化(バクテリアの住処として)いいような気がしていて、

換水なしで透明度を保つにはエエんではないかと。

今のところ青水になる気配なし。

庭で拾った石にウィローモスを巻きつけたのを数個投入。

アナカリスをひと束植えて、庭に生えてた雑草とワイヤープランツ等を水中に馴らしてみたりしてます。

メダカ10数匹、ミナミヌマエビ、シマドジョウ。

それから、どっかから来たサカマキガイ(アクアリストには嫌われている)はそのまま放し飼い。

 

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で、結局何を言いたいかというと、

 

上松さんの消えたメダカは、鳥の胃袋にいったんちゃうかな?

と。

 

鳥害は結構あるみたいです。メダカ飼育に。