ちょっと話題になった
この現代アートの展覧会・・・(^^;
話題になったから
「にわかさんが押し寄せて混んでたら嫌だなぁ・・」
と思っていましたが、
案外、そうでもなく。
(о´∀`о)
今回の東京の旅での第一の目的であった
ルイーズ・ブルジョア展、
なかなかな内容でした( ̄∀ ̄)
賛辞と酷評が入り乱れた感想・・。
今回の代表となるセリフ。
地獄から帰ってきたところ
言っとくけど、素晴らしかったわ
来年の1月19日まで開催しているので
興味がある方は是非、
今のうちに観に言って下さい。
多分、このような
狂気を感じる
錯乱した
アーチストの展覧会は
今後、もうないのではないでしょうか。
アーチスト本人が
若い頃に自作の歌を歌っている動画が
(デカい画面)流れていたのですが・・
(動画は撮影禁止)
(わりと初期段階、入り口付近)
それが狂気めいていて・・
(歌詞もメロディーも歌声も、破綻している・・)
しかも館内は暗いし・・
悍(おぞ)ましくなった。
((((;゚Д゚)))))))
*あるとき男が妻に腹を立て、細かく切り刻み、シチューにした。それから友人たちに電話をかけてカクテルとシチューのパーティーに招待した。すると全員がやってきて楽しい一時を過ごした。
『父の破綻』
赤く照らされた洞窟のような空間の中央に遊が置かれ、その上に肉片や内臓を思わせるオブジェが散乱しています。夕食で延々と自慢話を繰り広げる横柄な父親に連れを切らした妻と子どもが、その身体を解体して食すという、ブルジョワが幼い頃に思い描いた幻想を発想源にしています。丸みを帯びたいくつもの突起物は柔らかい身体の部位を連想させ、同時にこの場面を噛み砕こうとする硬質な歯にも思えます。
ブルジョワは精神分析の治療を受ける過程で、近しい人たちとの複雑な人間関係が、自身の心象風景を形づくる極めて重要なものであることに気づきます。そのなかでも、父親に対して抱いていた愛憎はブルジョクの心を束縛し続けました。父親を破壊し、体内に取り込むというカニバリズム的な行為を象徴的に表現することで、抗し難い父親への思いを断ち切ろうと試みたのです。また、肉体が波打つような抽象的な風景と、性的で露骨な身体部位の表現は、1960年代から1970年代前半にかけてラテックスやゴム、石膏などの素材で探求した彫表現の集大成といえます。
『蜘蛛』
蜘蛛をモチーフにしたものはブルジョアの代表作品。
チラシも蜘蛛のオブジェですね。
六本木ヒルズの広場にある蜘蛛のオブジェも
ブルジョアの作品です。
『トピアリーⅣ』
——–本作はトラウマを昇華させ作品をつくり続けたブルジョア自身を表しているといえるでしょう。
最後のエリアにあった作品。
この作品を観て、なんだかホッとしました(*´-`)
彼女は母親と父親との関係性が歪で
幼少期に両親からの深い愛を感じられなかったことによる精神が
作品に反映されています。
(両親の亡霊につきまとわれた人生に思えた)
全体的に破滅してますわ、正直言って。
オカルト要素が多め。
赤い作品や処刑を彷彿させるような作品が
果たして精神崩壊の妄想なのか?
奴らに迎合する
悪魔崇拝のシンボル的表現なのか?
それは不明です。
でも私はこのような狂気的な作品が
世界的に評価されることがちょっと信じられない。
(奴らが好みそうな作風ではある)
ただ、
私は現代アートが大好きで
今までかなり多くの作家の作品を(国内外)
鑑賞してきましたが、
一つ言えること。
自分の内なるもの(感情・精神)を
(作品に)具現化できることは素晴らしい才能。
冒頭に書いた
「話題のこと」とは、
先日、中山美穂さんが逝去されましたが
お亡くなりになる前日に
このブルジョア展に行かれたとか。
で、最後のインスタグラムの投稿に、
作品と、
地獄から帰ってきたところ
言っとくけど、素晴らしかったわ
と言う文言が書いてあった(らしい)ので、
なんとなく有吉のいうところの匂わせ?
不吉?だよね、
と言うことで話題になっていました。
いやいや・・・
ちゃうやろ?
ここ数年
コロナ前ほど良い(刺激的・ハイレベル)展覧会がないです。
ないというより
とても少ない。
なんでだろうねぇ、
皆さんはもうお分かりですよね。
資金凍結も大変だしね。
美術シーンも音楽と同じで
先週書いた悪魔崇拝のあれと同じです。