開催開始からずーっと行きたかった村上隆の「五百羅漢図展」に行ってきました。
3月6日までなので滑り込みです!
村上隆がルーブル美術館展を開催した頃に彼の存在を知って(同じ頃現代アートに魅了され始めた)、
それから著書を読んだり、ずっと注目してたんですが。。。
今回の五百羅漢図、素晴らしかったです。
村上隆の作品や考え方には賛否両論あると思いますが、
私は彼のような存在は日本の宝だと思う。
特に、音楽家である私が素晴らしいなぁと思うことは、
自分の想いを「明確な言葉」で伝えられていること。
芸術家はインスピレーション(右脳)で作品を作り上げるものと思われがちでしょうが、
取っ掛かり(作品への入り口)は左脳です。
作品にどんなメッセージをこめるか、
何をどんな風に伝えたいか、
またその手段は?
なんとな〜く頭にボンヤリあるんだけど、それを明確、的確に「言葉」で表現できない。
そんな場合が多々ある。
しかし、
言葉で明確に説明出来ないと、やっぱり作品も輪郭がぼんやりする。
ような気がスル。音楽も然り。
芸術は甘美なものである。
しかし美しいだけではない。
そこには憤りや皮肉、脆弱、悲哀、
時に諧謔(かいぎゃく、ユーモア)などが含まれる。
芸術は綺麗ごとではない。
その「正と負」の感情、全てを表現し作品に型に変え、
カタルシス(浄化)へと導く。
作品に触れた人の内なる感情を、
生み出した作品を通してカタルシスへ導くことが出来たならば、
素晴らしいことだと思いませんか?
今回の展覧会ではそんなことを深く考えてしまった。
自分の作品に対する想いとか、方向性とか。
本当はもう少し書きたいことがあるのですが、期限が6日までなので、
このあたりで一旦、更新!
是非訪れてみて下さい!!
圧巻です!
ユーモアもあります 😛
その場合、音声案内付きで鑑賞されることを強く!オススメします!!
アメリカ現代アート展のように、写真撮影可能です。
でも写真撮影に夢中にならないでね 😉 😓💦