わたくし、元々若い時分から態度が老成してまして、
「大人っぽいね」
「落ち着いてるね」と言われ、育ってまいりました。
多分、生まれた時から
多少「態度Lサイズ」な子だったと思います。
これは生まれ持った資質でございます故、
お許し願えると幸いです。
昨年にも記しました通り、
電車に一人で乗っている時、
本を読みながら笑い声をあげてみたり、
ラジオを聴きながらニヤニヤしてみたり、
最近では独り言が激しく、
外出先でも一人でつぶやく始末。。
「今日は電車混んどるなぁ。」
とか
「野菜高いな。」
とか・・・
無意識に言葉に発してしまいます。
レディーとは程遠い、
「キモい奴・・・」なんですが🙀
さて本題。
セルフプロデュースコンサートに来て下さる
お客さんは、
当然の如く、
私たちのファンでいて下さる
暖かい人たちばかりです。
いわゆる、「ホーム」ですね。
しかし、依頼コンサートで呼ばれて
演奏しにゆく場所では
基本、「アウェイ」・・。
お客さんも私たちのことを(ほとんど)知らないし、
私たちもどんな客層かわからない。
もちろん、
演奏家ですので、
演奏に関しては自信があります。
しかし!!??
私のコンサートでは
絶対にMC(お話)込みでありますので
(そう依頼を受けている)
その話のネタに困ります。
大体、ゆる~くネタは考えて行くのですが、
いざ、舞台に立って客層を見ると、
「あかん、今日のネタボツ!」みたいな時があります。
それは、
空気が冷たい時です。。。。。
酷い時は
「怖っ!」という時もあります。
(いや、客層が怖い人たちというわけではなく)
なので、
つかみのお話は当たり障りのないネタ。
それで空気が和んでくると、
「じゃあ、あの話してみよか。」とか、
即興で話を決めます。
月日は遡り、まだ20代の頃は
なかなか即興で話をすることが出来なかった。。。
しかし、寒いこともたくさん経験し💦
年を重ねるごとに、
自分の中の抽斗ネタも増え、
そして
オバハンになり!!
色んな対応ができるようになりました。
これ、重要です!!
舞台人には必要な素養かと思います。
オバハンになることは
(歳を重ねること)
素晴らしいことなのです!
先日の依頼コンサートで、
演奏の後に司会者が、
「素晴らしい演奏と面白いお話をありがとうございました」
と言って下さったので、
すかさず、
「え?お話も面白かったですか?」と
お客さんにマイクで尋ねると、
「うんうん!!」と反応して下さったので、
そりゃ嬉しかった。
噺家でもないのに、話がオモロいなんて!
えぇかっこしたらダメです。
えぇかっこするのは演奏中だけで十分でございます。
【粋は身を食う】
やっぱり
人を喜ばせたい!
楽しんで貰いたい!
というサービス精神が大切ですね。
知らん人にキモい奴と思われてもいい。
私はこれからもオバハン化してゆくのだ~。
*常識的なことですが、人に迷惑がかかるオバハン化は
いただけません。そこは肝に命じております。