【音楽エッセイ】ロッシーニは作曲家です。ロッシーニ風はステーキです。

偉人には変わった人が多いが、この人は面白い人だなぁ〜。

 

彼の名はジョアキーノ・ロッシーニ。

イタ〜リア人の作曲家。19世紀に活躍。

 

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 彼の一番有名な曲はあれですよ、お馬の曲。

競馬の曲。(かしら・・・?私の印象的に・・)

「ウィリアム・テル」。

 

序曲なので単体の曲ではありません。
(ちなみに序曲とは?オペラなどの開幕に先立って演奏される管弦楽曲の一種)

ま、もうこの序曲だけがとくに一人歩きしてるけどね。。

このオペラは壮大(五幕なるオペラ)で、全てを演奏するだけで4時間近くかかってしまうらしいです〜。

でもそんな壮大な曲たちをロッシーニはたった9ヶ月あまりで作曲したと言われている!

 

「9ヶ月もかかったんかよ!」と思うかもしれない・・・。

4時間も演奏にかかる曲を今の私が書こうと思ったら、60ヶ月はかるくかかる。。

 

ロッシーニの代表作で他に有名なのは「セビリアの理髪師」「泥棒かささぎ」「オテロ」など。

 

さてタイトルの「ロッシーニ風はステーキです」とありますが、

何故?ロッシーニ風ステーキというかご存知でしょうか?

 

ロッシーニは37歳でオペラ創作から引退している。

37歳って今の私と同い年やん!!

彼は才能も人気もあったため、作曲するオペラが次々と当たった。

だからその作品から生み出る収益は莫大であった。

では何故?

音楽の情熱を失ったのか?!

不治の病にでもかかって病床に臥せっていたのか?!

耳が聞こえなくなったのか?!

 

全て違う。

 

その理由がほんまおもろい人やなぁと思う。

元々美食家な彼は、

美食と料理と、トリュフを探すための豚の飼育に没頭するため、

引退したのだ!!!

 

はぁ???

 

意味わからんでしょー。

でもそれほど彼は食に興味があったのだ(なんせトリュフ探しの豚の飼育をするくらいやから)。

37歳以降は気が向いた時少しだけ曲を書き(オペラのような壮大な曲ではなく)、

あとは美食美酒にあけくれるというなんとも不思議で、

愉快で、

悠々自適な人生を謳歌しなさったとさ。

 

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ロッシーニ風ステーキとは、

一般的に牛肉の上にトリュフがのっているステーキのことを言いますが、

そのロッシーニ風というのが、

紛れもない!美食家ロッシーニからの所以なんですよ。

 

なんせ上物トリュフ探しのための豚の飼育を・・・(もぉえぇっちゅーの!)。

 

なんかすごくないですか〜〜〜〜〜!!! 😀

 

偉大なるオペラを作曲し、名前を馳せ、

食業界でも、自らの名前がついてしまう料理を後世に残し。

 

只者じゃないぜ、ロッシーニ。

 

「ウィリアム・テル」みたいな曲を書く、ワイルドな人やもんねぇ〜。

生き方も我が道を行くのだ〜 😛