読書好きな私は、常に数冊の本を並行して読む。
それは項目別で、
知識を取り入れる専門書、
娯楽(ミステリーなど文芸を中心に)、
文章力アップ!のための色んなジャンルの文筆家の随筆、etc・・・。
専門書を読むペースは遅く(メモを取ったり傍線を引いたりするから)、
本は我が本棚に山のように積まれている。
随筆は、旬の人や、雑誌やラジオ、メディアで興味を持った人のものを購入する。
この2つはネタに尽きない。
問題は娯楽本。
主に娯楽のための読書は入浴中か就寝前にするため、基本的に単行本は買わない。
もっぱら文庫本(お風呂で濡れてもいいように、寝ながら読むのにちょうど良いサイズなため)。
好きな作家の作品は片っ端から読んできた。
自分好みの新しい作家もなかなか開拓出来ず。
「これだ!」と心踊る小説に出会えない。
そういうときはAmazonへゆく。
Amazonでは作品(商品)のレビューが読める。
このレビューがなかなか曲者なんだなぁ、、、。
「週間(月間)ランキング」なんかで売れている小説を見ると、
レビューの数もすごい。何百とか。
先日、ランキングページからどんどんサーフィンしていって、
とある作家のレビューに行き着いた。
そのレビューの書き込みが百なんぼで、評価は星が4.5。
「これはきっと面白いに違いない!」と思い、
書店でもよく見る名前の作家さんだし、冒険して購入!
感想ーーーーーー
「あれ?私、世間擦れしてる??」
全くもって面白くなかった・・・😓
しかも、最初の2ページでギブアップ!!
「2ページしか読んでないのに面白くないとは何事や〜!」とお叱りの声が聞こえてきそうですが・・、
違うねん、
その作家の文章のリズム感が私には入ってこなかった。
リズムもハーモニーも相反するものだった。
なんとも抽象的な感想だが・・文章のリズム感って大事よー。
それに登場人物も好きになれそうになかった。。。
ガックシ・・😥
当然のことながら感想なんて完全に主観、趣味の問題だし、間違いではない。
今回の場合を考察すると、多分、
私と世間との距離が半端なく開いていたということだろう。
しかし、
レビューを鵜呑みにしてはいけないのだ〜!
(勿論、大当たり!の時だって多々ある。)
専門書でも何度か失敗したことがある。
レビューを記した人と自分とのレベルの違いがあると、
本の内容が難解で意味不明だったり、
簡単すぎて物足りなかったりする。
結論。
やっぱり本は書店へ行って、手にとってパラパラしないとわからない。
ストーリーが面白そうでも、文章リズムの相性が悪いとダメ(まぁ稀なことではあるが)。
でもプロセスはエンターテインメント性が高くても、
オチが「は?」という裏切られた感満載の作品もあるからなぁ。。。ムムっ。
そういう時、読書家は皆、こう言う。
「時間を返せ〜〜〜!!!」
何はともあれ、読書を心から楽しみたいと思う今日この頃。
最近はぜんぜん書店にも足を運べてなく、
もっぱら【青空文庫】で昭和の小説をダウンロードして読んでいる。
小坂井不木(こさかいふぼく)や渡辺温を。
これらの作家をチョイスする時点で、もう私は現在の世間と距離があるのかもしれぬ・・・・・。