ヨハン・シュトラウス2世『ウィンナ・ワルツ』(2) 自宅が宮殿に

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前回の続き ➡ 『ウィンナ・ワルツ』3拍子について

ワルツとは?

前に記した通り。
付け加えると、中位の速さの3拍子で社交ダンスやバレー音楽に含まれる標準的な舞踊と音楽。

では、ウィンナワルツとは?

 

ヴィーン・ワルツとも呼ばれ、その名の通りオーストリアのウィーン風のワルツのこと。
19世紀初めにヨハン・シュトラウス(父の方)の作品によって特徴あるスタイルが確立された。
速度は速い。全曲にいくつかの独立した小ワルツからなる。
シュトラウス父子が楽団を率いて巡演したことにより、世界的に広く流行したもの。

引用:新音楽辞典より

何が違うかというと、ワルツは踊るための音楽。

ウィンナワルツは、

ウィーンという一つの地方で生まれた音楽スタイルが、

舞踊でも使われるようになった。

 

踊りが先か音楽が先か。

 

私たち日本人は日常的に踊ることは滅多にない。

社交ダンスでもやっていれば別だが、

社交界で踊るということがどういうことなのか、

ワルツがどんなステップによって踊られるのかわからない・・。

だからワルツは聴くことによってしか体感できない。

しかし!?

例えば、ヨハン・シュトラウス2世の『皇帝円舞曲』を聴くと、

美しく着飾った紳士淑女が踊っている様子や、立派にそびえる宮殿、

そして宮殿内のきらびやかな装飾品までもが、

見える(想像出来る)ようではないか!!

 

 

聴いてみていかがでしたか?

 

華やか且つ軽やかな、雅な音楽でしょ。

気分まで軽く明るくなる。

シュトラウスファミリーの曲を部屋に流すと、自宅が宮殿に変わります 😀

ワルツ以外にもポルカやマーチも素敵なので是非CDを購入して聴いてみて下さい。

 

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 おすすめはカラヤン指揮の

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