壇蜜という文筆家

つい先日も記した通り、病院へ行った。

病院や薬局の待ち時間で私が必ず行うことは、設置されている新聞や週刊誌を読むこと。

新聞はまだしも、週刊誌を読むことは日常的にまず、ない。

だから毎回楽しく読んでいる。

週刊文春、週刊新潮、週刊アエラなど。

 

いつだったか、どの週刊誌だったか鮮明な記憶はないが、

女性タレントの壇蜜が、エッセイを連載しているのを読んだことがある。

その頃の私の壇蜜のイメージと言えば、薄幸の猥雑なタレント・・・。
(あまり知らなかったとは言え、非常に失礼なイメージでした)

しかし文章を読んでそのイメージは完全に払拭された。

「おぉ、起承転結が明確で文章力がある!」

「内容の切り口が独特で面白い!」

 

それからつい先月、きっかけは定かでないが、急に壇蜜のことを思い出し、

「そういや、壇蜜ってエッセイ本、出版してるのかなー。」とネット検索したところ、

何冊も著書があり(やっぱりね)、とりあえず2冊購入してみた。

 

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文章に独自のリズム感があり、人となりがすごーく垣間見れる。

そして知性がある。

それはボキャブラリーが豊富とか内容に富んでるとか言う意味ではなく(それもあるが)、

己のキャラをきちんと遂行している。

世間がどんな「壇蜜」を求めているか、理解している。

そういうことが文章の端々に読める(例えばエロとか薄幸とか)。

「こういう文章を書ける人は本当に頭が良いんだろうなぁ。」と感心する。

 

合わせてイメージは怖い。。。

と思う・・・。

それが、正なイメージなら良いが、負なイメージが印象付けられてしまうと、

それを払拭するのは容易なことではないなと。

芸能人は色々と大変なんだろうなぁ💦

 

機会があれば一度、壇蜜のエッセイ読んでみて下さい。

音楽で例えると、静寂な文章です。