作曲法:曲の成り立ちを知る【幻想ドライブ】

作曲をする人には普通の事象ですが、

作曲は曲の出だし、つまり1小節目から書き始めるとは限りません。

下手をすると最後から書き始める場合もあります。

作曲はエモーションだけでは出来ません。

理論重視です。

理論が分かってないと、途中から書き始めるなど不可能。

不可能は言い過ぎでも、

自分の曲を〈アナリーゼ(楽曲分析)〉出来ません。

(第三者に曲の成り立ちを説明できない)

 

また偉そーなこと言ってるぜ!

ですよね。。。。

 

私も作曲を学び始めた時、

恩師にそう助言され、

「曲作りなんでエモーション第一でしょ!」と

内心、嘯(うそぶ)いていました。

 

しかし実際、そのような気で作曲していると

頭打ちにあいました・・・😓

「AメロとBメロのつなぎがわからん・・・。」

「コーダ(エンディング)がダサい・・・。」

などなど💧

 

そりゃ酷いものでした。

とても苦痛でした。

自分に失望しました😭

 

しかし和声法や楽式論など学んで、

習作・実践(←これが一番大切)していくうちに

気づけば突然、出来る日が訪れました。

ホント、突然。

不思議なものです。

 

また

そこそこ作曲が出来始めると、

ちょっと複雑な曲が書きたくなるものです。

(多分、ほとんどの作曲家が通る道)

でもそういう曲は案外ウケない。

もちろん、ウケるためだけに

創作活動をしているわけではありませんが、

仕事にしている以上、公に発表する曲は

ウケた方がやり甲斐が増す。

 

なので、

クラシック音楽風の曲以外は、単純な成り立ちの曲を書くようにしています。

今回YouTubeにアップした『幻想ドライブ』は、

フルート、トランペット、ピアノ、パーカッション編成の

ラテンスタイルの曲で(リズムがラテン風)、

成り立ちは以下。

 

イントロ→エオリア音階 

イントロからAメロのつなぎ

Aメロ

Aメロつなぎ

Bメロ→クリシェという和音進行法

Cメロ→フルート、トランペットのアドリブ部分

Aメロ

エオリア音階再現部

エンディング

 

書くと、ややこしそうですが、

ほとんどAメロがしめた音楽です。

 

この成り立ちを見ながら是非、聴いてみて下さい。

 

音楽は複雑そうに聞こえても、

実はどの曲も案外簡単な成り立ちと

繰り返しで作曲されています♫

 

YouTube『幻想ドライブ』

 


今年から週1回くらいのテンポで、

YouTubeに楽曲をアップしていく予定です🎵

是非、YouTubeチャンネル登録もお願い致します。

(今年1曲目は、「ルパン三世のテーマ」でした🎶)

➡️ Akiyo Uematsu YouTubeチャンネル