昨日は「癒し」系な曲でしたが、今日は「躍動感」ある曲。
プロフィールにもありますように、
私、大学を卒業してハンガリーに2年間だけ留学していました。
帰国後(25歳で帰国)は、有難いことに演奏活動を中心にラジオのパーソナリティーを務めさせて頂いたり、ハンガリー作曲家の曲を収録したCDをメジャー発売出来たり、20代は変化と学びに富んだ、そんな5,6年だったなぁ。
こうやって書くといかにも「順風満帆」「追い風を味方につけて」な印象ですが・・。。。
とんでもない!!
25歳から31歳(くらい)までの期間に、
自分の実力以上のものを求められ、
それに応じられず自信を失い、信用も無くし、
そこからの3~4年間は自暴自棄でした。失意のどん底・・・。
心が風邪をひきました。。
要するに、自分の理想と現実のギャップがありすぎて、鬱屈し、
自爆したんだろうなぁ。
でもそれでも諦められなくて、もがきあがき苦しみ・・・、
半ば心のリハビリのつもりで、大学院を受験。
もう一度、
ハンガリー音楽を掘り下げて学び直したい。という気持ちと、
作曲がしたい!!
という私の内なる情熱が、心の風邪を徐々に回復に向かわせてくれました。
大学院の学費を稼ぐために、一般職のアルバイトをしたこともすごーく良かった。
時に、音楽から離れることも必要だったんだろうね。。
それで3年間大学院で(ここでももがき苦しみ)学び、出した結果がこの曲。
『フルートのためのチャールダーシュ』by Akiyo.U
(この曲は私の汗と沢山の涙と苦しみの結晶です。良ければ聴いて下さい。)
修士論文を書きながら、アルバイトもして、本業もあるし(MAX暇だったけど)、思うように作曲が出来なくてくやしくて泣きながら家路についたことも度々。
そんな不安定で時間がいくらあっても足りなかった3年間は特に、
自分を奮い立たせる躍動感のある曲をよく聴いてました。
リスト・フェレンツ(通常はフランツ・リスト)
『ハンガリアンラプソディーNo,2(ハンガリー狂詩曲第2番)』
(これも有名なので聴いたことあるはず!是非!)
リストは長らくドイツで暮らしていましたが、ルーツはハンガリー。
幼い頃からハンガリーに暮らしていなかったことで、ハンガリー語が話せなかったと言われていますが、ハンガリーとハンガリー音楽、ハンガリー人を愛し、「私はハンガリー人である」と豪語していました。
何故ハンガリー音楽はこんなに哀愁が漂うんだろう・・・?
そのお話はまた次に。
クラシックCDのジャケ画は、
アートしてますね。
最近のアルバムは・・
こういうジャケットアート性に、
乏しい気がする・・。