ドッペルゲンガー

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よくメディアで、「そっくりさん」をテーマに取り上げて放送しているのを見ます。

この場合、「顔」。モノマネじゃなくて。

 

こんな面白い記事があったよ。

 

 ➡ 【自分の「ソックリさん」に会いに行った女性。果たして、相手の反応は?】

 

記事冒頭にもあるように、「世の中には自分に似た3人の人間が存在する」。らしいが、

 

「ほんまかいなぁ〜?」

と思いませんか?

 

ドッペルゲンガーとは?辞書で調べると以下。

自分自身の姿を自分で見る幻覚の一種。自己像幻視。

 

芥川龍之介の小説に『二つの手紙』という作品がある。

その小説を大学生の頃に読み、「ドッペルゲンガー」という言葉を知った。

 

ちなみに芥川はドッペルゲンガーを目撃したことがあるらしい。

『二つの手紙』はドッペルゲンガーを見た主人公が精神的にどんどん追い詰められていくというジワジワ恐ろしいストーリー。

自らの体験も織り交ぜているんでしょう。

 

ドッペルゲンガーを知ってから思う。

 

「実際のところ、ドッペルゲンガーとはなんぞや?」

 

それは幻覚、幻想なのか?はたまた自身から離魂した物体なのか?

 

答えは出ない。

 

上記HPの記事はまったくそういう意味でのドッペルゲンガーではなく、

本当に自分にそっくりな自分(他者なんだけど)を見つけ会いに行ったという内容。

すんごい似てて(私には双子以上に見える)、びっくりする。

 

ある日突然、「ピンポーン」というチャイムと共に自分と同じ顔を持つ人間が現れたら、

実際どうなんだろう?

それこそその瞬間、

 

「これはドッペルゲンガーではなかろうか?」と思考がついていかないかもしれないですね。

 

 

然し乍ら、不思議ですねー。

違う遺伝子を持ちながら同じ容姿を持つ人間が存在するなんて。

顔の造形(骨格、歯並びなど)が似てるならきっと、声も似てるはず。

でも性格は違うんかなぁ?どうなんやろうね?

 

あなたは自分に似た他者に会ってみたいですか???

 

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私は是非会ってみたいなぁ。

自分で自分を客観的に観察してみたい。いやいや、自分じゃなくて他者なんだけどね。

 

 

*****読書中*****

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 前回と同じく。

 

 

今回登場した芥川龍之介もそうですが、私は昭和の文豪が好きです。 
高校生の頃(私にとって暗い時代)、貪るように、現実逃避するかのように読んでました。特に好きな文豪は、谷崎潤一郎、夏目漱石、江戸川乱歩。