モーツァルト「グラスハーモニカのためのアダージョ」(珍しいです!)

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ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト。

オーストリア出身の作曲家。

余りにも有名なのでアマデウスについてのうんちくはさておき、

【ちなみに彼の師でもある作曲家の父は「レオポルド・モーツァルト」なので、「ヴォルフガング・アマデウスをつけることが一般的】

 

「グラスハーモニカ」という楽器はご存知でしょうか?

(私は最近知った!!音楽家として不覚でした💦)

 

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別名「アルモニカ」とも言うこの楽器、

音はコップに水を入れて縁を撫で奏でる音色に似ている。

 

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このグラスハーモニカとは、ベンジャミン・フランクリンが1763年にミュージカル・グラシズの原理を応用し、水盤状のガラスを大きさの順に並べて、その中心に軸を通し、ペダル装置で軸を回転させながら酸性の水で予め濡ら指をふれれば音が鳴るような仕組みのものを作った。ドイツ、オーストリア、イギリスでは1820年頃まで使用された。

参考文献・音楽之友社「新音楽辞典」より

ちなみにこれを発明したベンジャミン・フランクリンさんは現アメリカ100ドル紙幣に肖像が描かれている非常に著名なお方(私は知らんかったなぁ。。不勉強すみません)。

 

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こんな感じで演奏するらしい。

 

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現在の演奏会で拝見(拝聴)することは皆無と言っても過言ではないでしょうか・・。

少なくとも国内では(楽器博物館に行けば見れると思いますが)。

 

アマデウス・モーツァルトは晩年の頃(亡くなる年)、

実用化され始めたこの楽器を使い作曲した曲が、

『アダージョとロンド ハ短調 K.617』
(グラスハーモニカ、フルート、オーボエ、ヴィオラとチェロのための)。

 

何故このような特殊楽器を使い作曲したのであろうか〜〜??

 

当時のウィーンにこの楽器を操って有名になっていた盲目の女性演奏家、

マリアンヌ・キルヒゲスナーのために書いたと言われている。

アンコールピースとして。

いい、いい〜!アンコール曲にぴったり!

 

聴いてもらうと分かるのですが、

グラスハーモニカの音色、非常に繊細で可憐。

「可憐」という言葉がこの楽器のためにある。と思うくらい。

私は初めてこの曲を聴いて、

「え?これ現代曲でも十分通用するんちゃう?」と思った。

曲形式はもちろん古典派そのものなんですが、なんだかすごく斬新。

グラスハーモニカの音色がそう感じさせるのか、メロディーが新鮮なのか!?

 

 

演奏している様子も見れます。

YouTubeでは見つからなかったのですが、

CDではグラスハーモニカ、フルート、オーボエ、ヴィオラとチェロ編成のものが販売されてます。

オススメCD

 

81uK1QombzL._SL1500_

 

オーボエ奏者、ハインツ・ホリガーの「オーボエ四重奏曲・五重奏曲」(Amazon)

 

フルートの音色も美しいが、オーボエの深みのある音色とホリガーの演奏も素敵です。

是非、聴いてみて下さい 😉