連載の〆切に追われる・・・

月刊神戸っ子に連載をもち、もうすぐ2ヶ月。

2月分の原稿はもう10日前に提出済み。初校チェックも済み。

そんな中休み的な今の時期。と思いきや、とんでもない!

只今、3月号の原稿を執筆中・・・。

 

ブログと違って出版物なので、間違えたことは書けない。

特に私の随筆の場合、クラシック音楽(など)の歴史を記す必要性があるので、

事実と異なる内容を書いてしまうと、後々まで残る(そしてきっと読者から訂正がくるだろう。。)。

ブログだと、ただちに訂正可能。そこが違う。

歴史的事実を曲げてはならぬ。

 

だから原稿600~700文字(という縛りがある)程度という量でも、

数冊の本を読み、辞書で調べ、

(ネット情報は全くアテにならない。Wikipediaも間違ったことが書かれていることがある)、

山ほど書きたい内容があるが、それを泣く泣く700文字程度に削り、

文章もわかりやすいように表現し、構成してゆく。

まだ慣れない私には、700文字に絞り、

しかし的を得た印象深い内容に仕上げるという作業が非常に難しい。

ブログだと、自分の好きなことをとめどなく書けばいいもんね。

そこも違う。

 

だから最近は様々な雑誌の色々な人の『エッセイ(コラム)』を参考に読むようになった。

みんなうまいのなんのって!

「この文字数でこの内容か〜。オチも素晴らしい!」というエッセイが多い、多い。

ってあたりまえか、みんなプロやもんな。

 

この連載のお話を頂いてから、良かったと思うことが3つある。

まず1つ目

読書好きで良かった〜〜〜!!

急に本を読め(資料を調べろ)と言われても習慣がないと読めなかっただろう。
適切な読むスピードってもんがあるし。
どんな内容の書籍を読めば近道かも分かる。

2つ目

ブログ書いてきて良かった〜〜〜!!

文章を書くということは楽器を練習することと似ていて、習慣にしていないと案外書けないものである。
これはもう彼此10年ブログを書いてきて肌で感じる。

3つ目

大学院で修士論文を書いて良かった〜〜〜!!

論文というものは、様々な文献を読んでそれを自分で消化し、
問題と結果を起承転結に文章で表現するものだと思う。ただ自分の思うことを書くだけでない、学術的文章。それを学んでないと私には音楽エッセイは書けなかった・・。鉤括弧や句読点などの凡例もぐちゃぐちゃになってたはず。。
苦労した甲斐があったもんだ。

 

全てはこの仕事のためにつながっていた。と言っても過言ではないと思っている。

過去の私、ありがと〜〜。

 

大人になっても勉強はし続けるもんだなぁ。

私の場合、大人になってからの方が子供の頃より遥かに勉強をしてる。

今、その必然性を感じるから。

知的好奇心も半端ないし。

だからこの連載の仕事、とっても有難いことです。

 

〆切と言えば、音楽の〆切の方もあるので、原稿ばかりに時間を裂いていられないのも事実で、

だからもっと文章を書く腕を上げて、

「700文字程度の音楽エッセイなんて、1,2日あれば書けるよ。」というレベルまで、

もっていければ・・・幸いなんですが。。。

まぁ、当分、苦しむでしょう、私。うううーー😓

 

コンサートが近づくと、楽器練習もしないといけないし、

オフィス Tempo.Fの事務的な仕事もあるし、

勿論、ブログも書くし、体がいくつあっても足らん!

と言いつつ、来年はもっと執筆の仕事も増えればいいなぁという希望を持っている私でありまする〜😊