夏はホラーだ!音楽もホラーで!④映画『エクソシスト』と『オーメン』

夏も終盤に近づいております。というか、六甲山の夏は終わりました・・。

秋を感じ始めると途端に「ホラー映画」を楽しめる気分ではなくなってくる・・。

というわけで、夏が終わる前にもう一本ホラー映画と素敵なホラー音楽をご紹介!

(アイキャッチ画像が怖かったですね。。。)

 

映画『エクソシスト』Unknown

 

1973年のアメリカホラー映画。

ある少女に憑依した悪魔と神父の戦いを描いたオカルト映画。

アメリカ映画って「悪魔払い」をテーマにしたホラー映画が実に多い。

『エクソシスト』はその代表作とも言えるのではないでしょうか?

 

私は1977年生まれなので、この映画が上映されていた時分は当然生まれていない。

生まれていないことはおろか、『エクソシスト』を初めて観たのはごく最近。

 

なんちゅうか・・・・怖いね。。ちょっとグロテスクだし・・。

映画館ではとても観れない・・・ 😥

 

「悪魔払い」をテーマにしたものには絶対にあるこのセリフ。

 

「おまえの名を名乗れ」

 

日本の霊的世界では憑依霊には特に種類はないように思う。。
(地縛霊や浮遊霊に特に名前はないようなもの)

でもどうやら「悪魔」には色んな種類がいて、憑依する悪霊にはそれぞれ名前があるらしい。

 

神父さまは悪魔に聖水を浴びせたり、十字架をかざしたり、なんやら呪文を唱え、

悪魔からその名前を言わせる(聞き出す)。

名前が判明したらこっちのものらしく、本からその名前を見つけ対処法を見つける。

こういうところが、欧米らしいね。

 

合理的。

 

憑依された少女リーガンとカラス神父の壮絶な戦いが描かれておりますが、

日本のホラー映画のような後を引く怖さはない、かな?

ジワジワくる恐怖や、静寂の中の薄気味悪さにか欠けるかも。

バイオレントな部分が多い。
(観ていて「痛い痛い!」と思う箇所が多い。。。)

 

しかし音楽は素敵です。

『エクソシスト』は観ていないが、音楽は聴いたことがあるという人も多いかも。

 

 

曲を通し繰り返される一つのメロディーが副旋律により浮き出し、沈みまた、

冷たく感じ、熱くなり、

繰り返されることによる意識(恐怖)の飽和を生み出す。

おー怖っ。

 

もう一つ。映画『オーメン』

images

こちらも初上映は私の生まれる前年1976年の作品。アメリカサイコホラー映画。

この映画も観たのは4,5年前。

6月6日午前6時に生まれ、頭に「666」の痣を持つ悪魔の子ダミアンを巡るストーリー。

何故6が不吉な数字として象徴されているかと言うと、

キリスト教のバイブルである新約聖書のヨハネの黙示録に、

「666」は「獣の数字」として記載されているかららしい。

(すみません、キリスト教詳しくないので・・そういうことみたいです。)

「6」が不吉なのではなくあくまで「666」が悪魔の象徴の数字として示されている。

こういう印が謎めいていてゾクゾクする!

 

『オーメン』には後を引く怖さがある。

それはストーリー展開。

以下、Wikiより「あらすじ」

アメリカ人外交官であるロバート・ソーンはローマの産院にて、死産した我が子の代わりに、

同時刻に誕生した孤児である男子を養子として引き取り、ダミアンと名付ける。

ほどなくして駐英大使に任命され、その後も公私共に順風満帆な生活を送るロバート。

しかし、乳母の異常な自殺を境に、ダミアンの周囲で奇妙な出来事が続発。

疑惑を持ったロバートは調査を開始、ついにダミアンの恐るべき正体を知る。

 

この外交官という地位にある家に引き取られ、成長していくってのが怖いのよ〜。

ゆくゆくは「国を乗っ取ってやろう!」ってことでしょ・・・。
(ちなみに『オーメン』は4まであるらしいです。わたしは1しか観れていないけど。。)

外交官夫妻の子が死産したのもきっと悪魔の仕業なんだろうし、

そこに引き取られることになったのも全て悪魔の計算尽くだろう・・。

そう想像させることが恐ろしい〜(というかうま〜い)。

『オーメン』は最後が・・・最後が・・・切ない。

人間って・・人間は・・・悪魔のように冷血、残酷にはなれない。

 

音楽はかなり本格的に作曲されていて、

音楽を担当したジェリー・ゴールドスミス氏は第49回アカデミー作曲賞を受賞した。

 

一見、賛美歌のようで、

その不安定な音の使いかたが「悪魔」を賛美しているようなメロディーに作られている。

なんせ曲タイトルが「Ave Satani(ようこそ悪魔さま)」ですから・・・。

是非、聴いてみて 😉

 

———-括り———–

さて全4回に渡り、ホラー映画音楽を記してきましたが、

一番言いたかったのはこれ。

 

素晴らしい音楽は映像を盛り立てる。

 

下手すりゃ音楽だけで十分ホラー。

音は人の想像力を掻き立てる。

音はそこに存在しないのにまるで実在するかのような幻覚を持たらす。

イメージが自らの中で増幅される。それが「後引く怖さ」に繋がる。

音楽(音)が与える影響は絶大だ!!

私の創ったホラーショートムービーはこんなんだよ!

 

 

本当はもっと色々お勧めホラー映画があるのですが、今回は気になる素敵な音楽と一緒に書いてみました 😀

 

 ➡ ①夏はホラーだ!音楽もホラーで!ヒッチコック『サイコ』

 ➡ ②夏はホラーだ!音楽もホラーで!『呪怨』

 ➡ ③夏はホラーだ!音楽もホラーで!『リング』

 ➡ ④クリスマスホラーナイト!

 ➡ 関連記事→ホラー映画、音楽のからくり、背筋も凍るあの音楽!!